1977-S092 helmettes/I Don't Care What The People Say 7"


setlist

A- I Don't Care What The People Say
B- 1/2 2


comment

1978年の春、当時15歳だったヨリス・ペルフロム(もしくはハーフ・ツイーの名でも知られる)はノーファン・レコードレーベルのオーナー、ハンス・ジュストラとゴッズ・ハートアタックのヴォーカル、ロナルド・ヴァンデン・ブリンクにシングルを作る気はないかという話を持ち掛けられる。音楽的才能のほとんどが欠如していたヨリスはゴッズ・ハートアタックのギタリストであったピーター(パイプ)クーマンにその助けを求めた。ピーターは2つの素晴らしい楽曲を用意し、ヨリスは歌詞を手がけた。「アイ・ドントケア・ワット・ザ・ピーポー・セイ」はタイトル通りそのままの意味が指し示されていて、また”ハーフ・ツイー”のその歌詞には当時彼が深く傾倒していたダダイズム詩的な影響も見受けられた。楽曲はゴッズ・ハートアタックの残りのメンバーとザ・ソフティーズのギタリスト、フランク・スタインらと共にレコーディングされた。レコードはすぐに発売され、アムステルダム・パンクのアンダーグラウンドシーンで成功を収める。そうなると次に必要とされるものはライブであった。最初はゴッズ・ハートアタックのコンサートにゲスト出演する事からはじめていたのだが、ピーターとヨリスがさらなる10曲を書き終えると、遂にはヘルメッツとしてのコンサートがアムステルダム周辺及びオランダ国内の様々な場所で催されるのであった。2年が経過すると、ヘルメッツはほとんど解散状態になっていた。バンドの活動が停止すると未発売だったシングル作品のサンプルはノーファンレコーズの店頭にて安値で売られた。しかし、現在でもダッチパンクなどの特集が組まれる度に彼らは頻繁に引用され、オランダで作られた最もメジャーなパンク作品の1枚であることになんら変わりはない。1996年には「アイム・シュア・ウィーアー・ゴナ・メイクイット」というダッチ・パンクのコンピレーションアルバムがエピタフレーベルより発売された。ヘルメッツの楽曲は2つも収録されていた。CDはアメリカにてヴァイナルでブートリリースされ大成功を収める。その後もヘルメッツの7インチへの関心度は続くことになる。今日、レコードはコレクションアイテムとして探し求められ、ebayやレコード市などでは非常に高額な値で取り引きされている。時には400ドル以上もの値段が付けられる事もある。さぁ、ヘルメッツの新作7インチ、今こそがその時であろう。


price 予価 1500 yen(with out tax) 1575 yen(tax in)

release date 2013年4月下旬、5月初旬発売予定!限定300-500枚予定


back to release